設立背景

市民の探求心や研究的な姿勢を涵養し、
好奇心の毀損されない、
市民自ら新たな知を生み出す
「創造社会」の実現

 

ヒマラボとは何か

 ヒマラボは2017年12月に福岡大学で、社会人と学生が混ざり月1回程度、研究「的」な活動をするコミュニティとして立ち上がりました。参加者で論文読んだり、自分の好奇心にしたがって調べたことを発表したり。研究「的」と表現しているのは、「研究活動」だと厳密な学術的新規性も問われそうで、より気軽に参加してほしかったからです。

 空いた時間に研究的な活動して小さな知的生産を愛でよう、という思いを込め、ヒマなときに研究するラボで「ヒマラボ」です。

 

始めたきっかけ

 ヒマラボを始めようと思ったきっかけは、子どもが産まれたことです。守りたい存在がいるけれども、自分の方が早く死ぬ。遠い未来まで続く社会を良くしたい。

 「良い社会」の定義も色々とありますが、私の定義は「好奇心を毀損されない社会」です。何か興味あることが産まれ、誰かに伝えたときに「つまんない」「どーせ無理だよ」ではなく、「良くわからないけど一回詳しく調べてみたら?」「もう少し詳しく教えてよ」「一緒に調べてみる?」と言える世の中。社会人も学生も好奇心に基づいて研究的な姿勢を持てるような場や人たちを増やせる場を作っていきたいなと考えました。

 少子高齢化という大人が大多数を占める社会です。これは社会課題のように語られますが、大人が自らの好奇心に素直に従い、探求や研究を行う社会になるとどうでしょうか。好奇心を持った大人に囲まれ、自身の好奇心に素直になれる子どもたち。少子高齢化という現象も少しポジティブなものに変化するかもしれません。

 海外で発表された論文が書籍になり、翻訳され私たちの手元に届く。これはとても意義のあることです。ただ知識が生まれてから学ぶまでのタイムラグは気になるところです。時間をかけて一般化される理論構築の重要性は認めつつも、社会変化が激しい中ですと、勉強することに加えて自分で研究してリアルタイムに知識を生み出すことも大事です。自分の文脈における最先端を自ら作っていく。そんなことができるようにしていきたいですね。

  しかし、子どもが良く抱く好奇心はオトナによってスポイルされがちです。ここに少子高齢化というオトナが大多数を占める社会が到来。AIやロボットの普及で「ヒマ」時間が生まれると、好奇心が目減りする、構築すべき社会から逆行してしまいます。

  オトナが自らの好奇心に素直に従い、探求や研究を行う社会はどうでしょうか。少子高齢化もポジティブなものに変化し得ます。オトナに探求や研究の方法やアウトプットの支援を行い、ヒマな時間に何かを生み出す社会の構築をしていきたいと考え、設立に至りました。

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